当院では、「どこに行っても五十肩が良くならない…」そんな方が多数ご来院されています。
ご来院された方のほとんどの方が病院・整形外科・整骨院を何件かまわって来られます。
そして、皆さんが口を揃えて「痛みが残っている」とおっしゃられます。
なぜ、多くの方が五十肩を改善できずにいるのでしょうか？

病院の場合、レントゲンで異常がなければ「痛み止めの薬、シップで様子をみましょう」「痛みが強ければ注射をします」と言われます。
また、「五十肩は1年ぐらいで自然と良くなります」と言われた方がいましたが、この痛みを1年間も我慢することはとても辛い事です。

接骨院・整骨院では、本当の原因を見つける事が出来ないまま「肩に電気をして肩周りにマッサージをする」を繰り返しています。
それでは五十肩の根本的な改善はできません。

テレビやネットで見た五十肩体操をやっているという方も多いのではないでしょうか？
しかし、体操をした後、余計痛くなったという声を多く聞きます。
五十肩は、動かしていい時期と動かしてはいけない時期があります。
現在、痛みがあるという方は、確実に動かしてはいけない時期です。

五十肩を根本的に改善する為には、その原因を特定することが重要です。
当院の、根本原因を特定し、的確なアプローチをする施術が五十肩で悩まれている多くの方に選ばれています。

などの症状を総称して四十肩、五十肩と呼ばれています。それぞれ肩に痛みを引き起こす症状なのですが、微妙に痛みの出方や場所が違います。

五十肩の症状の出方は非常に特殊で、大きく分けるとこの三段階に分かれています。

外傷などのきっかけがなく急に疼痛が出現します。
痛みが強く肩を上げる事ができなくなってしまいます。
炎症期が進行していくと安静時や夜間にも疼痛が出現し、痛みで目が覚めてしまいます。
五十肩の経過の中でも最も辛い時期だと言えましょう。

強い痛みが少し和らぎ安静時や夜間の痛みが軽くなります。
肩を上げたり回したときに痛みが出ることが特徴的な時期です。
可動域が狭くなって肩が上まで上がらない方がほとんどです。

この時期になると、日常生活で支障をきたすことはなくなり、ほとんど痛みを感じません。
しかし、これで肩の関節が正常に戻ったというわけではありません。
この時期に施術をやめてしまうと再度五十肩になる可能性があります。

肩関節は滑車とワイヤーに例えることが出来ます。
関節が滑車で、筋・腱がワイヤーと例えると、滑車の位置が正常であればワイヤーはスムーズに動きます。滑車の位置がずれていると、ワイヤーは摩耗し、いずれは切れてしまいます。

五十肩のほとんどの方は上腕骨頭が前下方に捻じれていて、その状態で日常生活を送ることによって筋・腱が炎症を起こし痛みが出ます。(炎症期)

痛みがある状態で肩を動かしていると、人間の本来もっている防衛本能で肩関節を守ろうと関節を固くします。そのため肩が上がらない等の症状が出ます。(凍結期)

しばらく安静にしていると痛みが引いてきて、徐々に動かせるようになります。(解凍期)

しかし、肩関節の位置が正常に戻っていなければまた五十肩を繰り返します。

ではなぜ、肩関節の位置がずれてしまうのでしょうか？

外傷がない限り肩関節が単独で捻じれることはありません。
肩関節は体幹にぶら下がっている関節のため、体幹の歪みに影響を受けます。

骨盤・骨格の歪みを整えてから、肩関節の捻じれをとることが、五十肩に対する最良のアプローチです。